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OKC代表のブログです。
TPP問題
今回は最近最もホットな話題として新聞やテレビなどで取り上げられているTPPについて自分なりの意見を述べたいと思います。最初にご存知の方もいらっしゃると思いますが、TPPとは何なのか簡単に説明します。TPPとは環太平洋経済連携協定のことを意味します。内容はヒト、モノ、カネ、サービスを自由化して加盟国の間では自由貿易をしようと言う協定です。
交渉参加国にはチリ・ニュージーランド・オーストラリア・ブルネイ・ペルー・ベトナム・シンガポール・マレーシア・米国の9カ国が参加しています。対象は工業品、農業品、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなど多方面に及び、加盟国同士の物品の関税は、例外なく10年以内にほぼ100%撤廃することが原則とされています。
現在日本ではこのTPPに参加するか否かで政界、経済界、農業団体、医師会など多くの分野で是非をめぐって激しい議論が交わされています。マスコミも連日この話題を取り上げています。ではなぜ世界には193カ国(2011年国連加盟国数)の国がある中で9カ国だけの協定に日本が入るか、入らないかをめぐってこんなに議論が沸騰しているのでしょう?

それは、この協定に加盟するか、しないかで日本の将来の運命が決まると言っても過言ではないからだと思えるからです。国内では大きく分けると経済界が賛成し、農業団体、医師会などが強く反対しています。従って政府内では経済産業省が加盟推進派であり、農林水産省が不参加派となっています。それぞれが管轄する業界や団体の代弁者となっており、国論が真二つに分かれているのです。たとえば農業では自由化されると外国の安い農産物が輸入され、日本の農業が壊滅的なダメージを受け日本の食糧自給率が下がり、また食の安全が守られなくなる、医師会では医療の自由化が始まると医療の質の低下やサービスの不平等化が発生すると主張されています。一方経済界は加盟しないと他国との貿易において関税がかかるので、関税が掛からない加盟国との価格において競争力が低下し日本経済の衰退に繋がる、よって加盟するべきと主張しています。さて日本はどうするべきか、今まさにその決断が求められています。

今回の賛成派、反対派の立場の人達を見ますと、気付くことがあります。それは反対する農業団体と医師会は国の重要な産業や仕事として、国から補助金があったり保護されたり、規制で守られている団体だと言うことです。加盟すると言うことはその分野は自由化されますので、今までのような保護や既得権がなくなり、その恩恵に与ってきた人達が困ってしまうからだと思います。特に食を提供してきた多くの農家にとっては農業が駄目になり、生活的にも苦しくなると思っているからだと思います。
経済界は加盟しないと競争力が低下してしまう、各企業は潰れる訳にはいかないので、生き残りをかけて海外に工場を移転する動きが出てしまう。そうすると産業の空洞化が始まり、雇用にも深刻なダメージが出る、そうならない為にも加盟して企業が自由に多くの国と貿易をさせて欲しいと言っている訳です。

私の私見はTPPもFTA(自由貿易協定)も積極的に推進するべきだと思っています。
この私達が住む地球は国境を越えてすべての分野でグローバル化されようとしているからです。
産業、文化、スポーツなどすべての分野でヒト、モノが自由に行き来する時代なのです。特に情報はインターネット時代を迎えてから、世界の出来事が瞬時に世界中に伝わる時代になったのです。EU、米国、韓国、東南アジア諸国など多くの国々が自由化を積極的に進めており、すべての分野において自由化するのは、まさしく時代の流れなのだと思います。現在の日本は1,000兆円を超えようとする財政赤字、そして世界に類をみない少子高齢化時代を迎え、人口が急激に減少ようとしています。更には年金問題と東日本大地震、福島原発の復興問題が追い討ちをかけるように、大変重要で深刻な課題となっています。
保護を続けたくても続けられない状況がもう目の前にせまっているのです。これらを打開するには国を開き自由化し、ダイナミックにチャレンジするしか解決する方法はないと思います。特定の産業や分野を保護するのではなく、国民すべて等しく困難を分かち合い、困った人には生活補助で、老後は年金が安心して受け取れる、そんな社会を築くことこそ重要と考えます。これからの時代は何国人ではなく地球はひとつの、地球人の時代が始まろうとしているのだと思います。地球的視野で考える時代なのです。
それに子供でも過保護な子供は自立出来なくて、立派な大人や親になれないではないですか!
私は日本の農業は世界に誇れる技術と質を持っていると思っていますし、日本の農家の人達は、それを乗り越えていく勇気と、世界に通用する農産物を生産する、工夫と能力を持っていると信じています。

そして、今最も求められていることは、政治のリーダーシップだと思います。困難な課題への対応、気配りした対処政策だけでなく、5年後、10年後、20年後の日本の在り方を明確に示すビジョンだと思います。深刻なのは国民の多くが先の見えない不安と将来への希望が持てない現状ではないでしょうか!今こそ、混沌とした日本が夢と希望が持てる、将来のビジョンと道筋を示せる政治家が求められていると思います。


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