FC2ブログ
OKC代表のブログです。
エルがやきもち?
2週間前の日曜日、孫が大きなシマジロウの大きなぬいぐるみを家内に買って大喜びで帰って来ました。1時間ほど遊ぶと飽きたのか、ゲームに夢中になって、シマジロウの人形には何事もなかったように忘れさられて、人形だけが寂しそうにポツンとソファに置かれていたのでした。
私は何気にその人形を手に取り、近くで寝ているエルに見えるように、そして大げさにシマジロウ人形に声を掛けながら可愛がったのでした。
曰く、私『シマジロウ!可愛いね!お菓子あげようかと言いながら、お菓子をあげる振りをしたのでした。更に良い子!良い子と言いながら大げさに可愛がっていました。するとエルがわたしの傍にやって来て、私の腕に手を掛けながら、クーンと鳴いて何かを訴えて来るのです。
しかし私はわざと無視をして更に人形に声を掛けたのです。シマジロウ!良し良しと言いながらエルを無視するように大げさに人形を可愛がったのでした。そして家族で夕食に出かけたのでした。夕食から帰りますと、私はエルに夕食をあげ、普段のエルと私に戻ったのでした。暫くして人形が無いことに気づきました。私が家内にシマジロウ人形が無いけど孫が持って行ったのかな?などと聞きましたが誰も知りませんでした。どこを探しても人形は無かったのです。私はてっきり孫が何処かへ持って行ったと思っていました。

そして寝る前に読んだ本を片付けていますと、ソファの下からシマジロウの手が見えたのでした。
私がアッと声を出しますと、今まで傍に居たエルがコソコソとその場を離れて私から見えないように隠れたのです。その様子を見て思いました。私の冗談がエルを傷つけていたのだと、思い出しますと、我が家にやって来る迄のエルは悪徳ペットショップで虐待された過去を持っていたのでした。生後の5か月間子犬用のケージに入れられ、食べ物もほとんど与えられず、最初に見た時、とてもセント―バーナードには見えない、ガリガリに痩せあばら骨が見えており、げっそりして元気もなく、誰も欲しいと思わないみすぼらしい、見るも哀れなワンちゃんだったのです。
この子に罪はない、助けてあげよう、飼おうと決めたのでした。エルが我が家にやって来た時、私は言いました。『2度と辛く悲しい思いはさせない、必ず幸せにしてあげる!』と約束したのです。
あれから11年、エルはすくすくと育ち、テレビや映画にドラマやソニーのコマーシャルに使われるなど近所でも人気者となり我が家の家族との一員としてなくてはならない存在となったのでした。

そのエルが、私が冗談でした行為を淋しそうに悲しい目で私を見ていたのに気づきませんでした。
私はエルに『ゴメンよ、パパはおまえが大好きだよ!』そして大好物のどら焼きをあげたのでした。
翌日仕事を終え帰宅しますと、エルはいつものように玄関で尻尾を振って出迎えてくれました。
そこへ孫が私に、シマジロウの人形を見なかった?探しているけど無いのと言ってきたのです。
私はまさかと思いながら、ソファの下を覗きますと人形が奥の方でネンネしていたのです。

私はエルの傍に行き、優しく抱き寄せ身体を撫でながら、エル大好きだよ!いつまでも一緒だよと、そしてゴメンよもう2度と淋しい思いはさせないからねと言ったのでした。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック