OKCオセアニア交流センター代表のブログです。
エルと猫たち
1年前から我が家に野良猫の姉妹が住んでいます。住んでいると言っても家の中ではなく、裏の庭に住んでいます。裏に小屋を作って、中には冬はボアの敷物を敷き、入り口にはタオルのカーテンを作り寒さを凌げるようにしてあります。夏はゴザのざぶとんを敷いて小屋の窓を開けて、風通しを良くして涼しく過ごせるようにしてあります。そして、朝・夕の食事とミルクを与えています。

家の裏には小さな森があり、子猫たち昼間は森に出かけ遊びまわり、夕方に戻ってくるのです。昨年の10月頃、一度他の野良猫の2匹が我が家に侵入した時、正に襲われようとした時、エルが普段は寝てばっかりのエルが猛然と出てきてワンと驚くような大きな声で吠えて侵入者の猫達を追い出して子猫たちを守ったのです。それから猫たちはエルが昼寝している様子を見て安心したように庭で遊んでいます。エルも子猫たちも家族の一員として認めているようです。今日もエルはのんびりと昼寝をして一日を過ごし、猫たちは伸び伸びと過ごしている今日この頃です。
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いなくなったクロ
我が家にはセントバーナードのエルがいます。そして家族に内緒でノラ猫の面倒みています。
昨年6月から母親と子猫3匹の面倒をみてきました。最初に出会った時、母猫はガリガリに痩せ、子供たちもやせ細り我が家の裏庭でか細く泣いていたのでした。母猫はエサを充分取れていないようでフラフラしながら、それでも子猫にお乳をあげようとしていました。私はそれを見てあまりにも不憫に思ったのでした。自分が満足に食べていないのに子猫にお乳をやろうとする姿に心を打たれたのです。私はそれから裏庭に猫の為の小さな小屋を作ったのです。そしてバスタオルを敷き雨露をしのげて休めるようにしました。朝・夕にキャットフードとミルクをあげたのです。
4匹の猫たちは見る見る内に元気になり、母猫は昼間は何処かへ出かけ夜に帰って来るのです。
子猫たちは元気になると、庭で追っかけっこしたり、裏のどんぐり山に出かけて木登りをしたりしてスクスクと育ったのでした。そして2か月たった8月に突然母猫がいなくなったのです。まるで子猫たちが元気に育つのを見て、後はよろしくお願いいたしますと言わんばかりに忽然といなくなりました。11月になるとオスの子猫が続いていなくなったのです。メスの黒猫と三毛猫の2匹だけが残ったのでした。それから残った2匹の子猫は出かける時、遊ぶ時、寝る時もずーっと一緒に過ごすようになりました。私は2匹の様子を見て家族は反対しているけれど、この子たちが独り立ち出来るまで面倒みてあげようと決心したのです。

年も変わり、冬の寒い間は小屋にボアの毛布を敷いて、入り口にはタオルのカーテンを作り、子猫達が寒さに震えないようにして冬を過ごしたのでした。姉妹2匹仲良く過ごしていた3月中旬に、突然クロがいなくなったのです。1週間経っても、2週間経ってもクロは戻って来ません。そうすると
三毛猫(ミケと呼んでいます)のミケはクロがいなくなって1週間が過ぎる頃から見る見る内に食欲がなくなり食事をあげても食べずに裏山に向かって、まるでハトが泣く様にクークーと泣くのです。
時折、ニャーとか細く泣くのです。あれだけ庭をクロと走り回っていたのに、寂しそうに小屋で寝ているようになったのでした。
そして3週間になろうとしている朝でした。ミケにご飯をあげようと小屋を覗くと、なんとそこにクロが寝ていたのでした。
急いでクロのご飯も作ると余ほど疲れていたのか、一口も食べずひたすら寝ようとするのです。
ミケはその間、クロの側を片時も離れようとせず、横に寄り添っているのです。ミケにとってはよほど嬉しかったのでしょう。私はミケに良かったね!本当に寂しかったんだねと話しかけたのです。
クロが戻って来てから1週間がたちました。今は2匹とも元気に、庭や裏山で元気に追っかけっこしている子猫たちでした。私はその様子を見て、2匹が自ら出て行かないかぎり、面倒みてあげるからねと子猫たちに話かけました。
エルの近況
2017年が始まり、はや2月を迎えました。我が家のエルは昨年の12月で12歳となりました。人間の年齢ですと90才台になるそうです。かなりのお婆ちゃんなのですが昼間は寒い廊下のエル専用のソファでスヤスヤと寝ており。夜は私の部屋に来て、私のベッド脇のサイドベッドで寝るのです。なので、私はどんなに寒くても暖房を点けることが出来ません。そんなある日、スタッフから貰ったソーセージを持って帰りますと、大好きなソーセージがあるといつも玄関までやって来て尻尾をドアにバタンバタンとぶつけてお帰りをしてくれます。ところが大好きなソーセージを持って帰って来ているのに、迎えに出て来ないのです。それどころか、エルただいま!と呼んでも来ません。
私はおかしいなと思いながら、ソファに行きますと、私が帰っているのに横になったまま起きません。私はドキッ!として、エル!と思わず叫びました。そうすると、エルはそっと目を開け、寝たまま尻尾を弱々しく振りました。私はエルの横に座りどうしたの?大丈夫か?話しかけました。そしてゆっくり身体をさすってあげました。そうするとエルは頭を私の膝の上に載せてもっとさすってとクーンクーンと訴えて来たので、私はエルをさすってあげました。暫くすると、スースーと寝息を立てて眠りましたので、そっと離れて先生に電話しました。
先生曰く、エルちゃんもかなりの高齢で体力が落ちているので無理が出来なくなるしょう、心配なら何時でも連れて来て下さいと言ってくれました。

夜私が食事をしていますと、エルがソファから起きてヨロヨロしながら私の傍にやって来たのです。
そしてクーンクーンと泣いて何かを訴えてきました。私は大丈夫か?何か食べるかと聞いて、ヨーグルトを少しあげると、美味しそうに食べてもっとちょうだいと欲しがりましたので、私がヨーグルトとソーセージをあげると、大好きなソーセージは食べず、ヨーグルトだけ食べて私の膝の上に乗って来たのです。私が身体をさすってあげると目をつぶったまま気持ち良さそうに微睡んでいました。私が手を止めると目を開けてもっとと催促します。夜も私のベッドに来て頭を私の胸にくっ付けて来て擦ってとせがむのです。私はエルの身体を擦りながら、いつまでも一緒だよと話しかけました。
エルは安心したようにスーっと眠りについたのです。2日後クリニックから貰った薬が効いたのか、今は食欲も戻り、いつものエルに戻りました。

ただあれから、私はエルの身体を擦ることが毎晩の日課になったのでした。そうするとエルはスースーと眠るのです。しかし昨晩はグーグーガ~ガ~と眠り、私が睡眠不足になったのでした。
エルが12歳になります
12月10日でエルが12歳になります。人間に例えますと100歳位になるそうです。
セントバーナードの平均寿命は7-8歳と言われていますので、かなりの長寿と言えます。最近のエルは足腰が弱くなり、遠距離の散歩に出かけることはなくなりましたが、我が家に隣接している公園には時々ですが自分から行きたいと催促することがあります。
僅か家から50m程の距離ですがゆっくりゆっくりと歩き、途中で何度か休みながら、公園まで散歩するのです、公園では芝生に横たわりながら、少し寒くなった季節の中で、髪の毛がサワサワと冷たい風に吹かれて、舞い落ちる木の葉の中でエルは気持ち良さそうにウトウトと微睡むのでした。先日も近くのスーパーで買い物をしていますと見知らぬ年配のご夫婦から、話しかけられました。エルちゃんのお父さんですか?はいと答えますと、最近エルちゃんを見かけないので心配していました。エルちゃんは元気ですか?と尋ねられました。元気ですが足腰が弱くなり遠距離は歩けなくなったので三越のスタバには行けなくなったのですと話しますと、ご夫婦は私共だけでなくかなり多くの人たちが寂しがっています、エルちゃん位アウト癒される、会うのが楽しみと、多くのお年寄りが話していますよと仰ったのです。本当にありがたいと思いました。そんなに多くの人から気にかけて頂いているとは嬉しい限りです。一度でも会いたい、エルちゃんに会うのが楽しみで三越に出かけてくると多くの方が話しているとの事でした。私は思いました、年内に一度車椅子に載せても連れて行こうかと、車椅子でもエルちゃんが来るなら皆大喜びしますよと言われました。
家に帰って、エルに話しかけました。エル!皆さんがエルに合いたいと言ってるよ、気分が良い日に三越スタバに久しぶりに行ってみようか、その時はお前の大好きなハンバーグ買ってあげるね、エルは私の膝の上でスースーと寝ていました。いつまでも元気でいるんだよと話しかけたのでした。
姿を消したお母さん
ノラ猫の子猫3匹を面倒みるようになって早5か月になろうとしています。
4月頃に生まれたようなので、現在は生後6か月位になると思われます。8月の暑い朝でした、いつものように母猫と子猫たちにキャットフードとミルクをあげていました。美味しそうに食事を平らげミルクを飲んだ子猫たちは母親に毛づくろいをしてもらった後、我が家の庭を走り回ってしていました。子猫の無邪気に遊んでいる様子を母猫は暫くの間じーっと眺めていました。時折、子猫たちは母親の傍に走り寄っては母親の身体に擦り寄って甘える仕草をしていました。そして母親に見守られて、また走り回るのです。
思えば最初に見た猫の家族は子供は小さくやせ細り、母猫は更に痩せてガリガリでお乳も満足に出ないのではないかと思わせる状態でした。我が家に来ている大工さんが表の道路に出てきた母猫が思わず車に跳ねられそうになったのを見て、大工さんは私に言ったのです。走る姿がフラフラで、あれでは子猫に十分お乳がやれていないのではないか、子猫たちも庭のベンチの下でか細く鳴いていますよと話したのでした。
それから2か月私は毎日、母親と子供たちに食事とミルクをあげたのでした。結果、猫の家族は元気になっていったのです。この夏は雨が多い日が続きましたので、小屋を作って雨に濡れないようにして、小屋の中にゴザを敷いてバスタオルの寝床を作ってあげました。その甲斐があってか猫家族は夜になると全員そこに戻ってきて眠るようになったのでした。そのような状況になると、子猫たちと母猫は最初の厳しい目つきと、警戒心でオドオドした態度から眼差しが穏やかになり、私が近くに来ても逃げなくなったのでした。そのように平穏な毎日が続く様になった8月のある朝だったのです。

遊び廻る様子を見守っていた母猫が、子供たちが裏の森に走って遊びに行った時でした。その姿を見送った母猫がゆっくりと起き上がって、私を見つめてニャーと泣いて、子供たちが行った反対の方に歩き去ったのです。
母猫がゆっくりと歩いて行くのを見た時は近くへ見回りに行くのかと思っていました。
それが母猫を見た最後の姿でした。今思うと私に向かってニャーと言ったのは、私への別れと、子供たちをお願いしますと挨拶だったような気がしています。
子猫たちは2~3日母親の姿を求めて泣いていました。しかし今は元気に走り廻り、私を見ると走り寄って来る今日この頃です。


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